UNDULATION

Emotional & Natural law

UNDULATION : 法と月のオブジェ

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UNDULATION : 法と月のオブジェ

2023.6/19、法と言う名前の男の子の猫を悪性リンパ腫で亡くしました。僕は猫が大好きで、それまでは法を含め6匹の猫達 (2023.11月にもう1匹旅立ちましたので現在は4匹です) と暮らしておりました。2023年の3月の初めの頃だったでしょうか、どうも法の様子がいつもとは違って見えたので直ぐに掛かり付けの動物病院に行きまして、その後数日に渡り色々と検査をした所、悪性のリンパ腫が確定となってしまいました。法の場合は両方の腎臓がその主なターゲットとなってしまい、お腹や背中を撫でやると、びっくりする位に大きくなって硬くゴツゴツとなってしまった腎臓に触れる事が出来る程で、その時の感触と湧き上がって来る何とも言えない感情の記憶は忘れる事は出来ないでしょう。抗がん剤の治療で希望を持てた時もあったのですが、その後貧血の状態が酷くなってしまい、結局抗がん剤治療の全てのスケジュールを受ける事が出来ませんでした。法は頭も良く、また心根も優しく、何よりも元気一杯の遊びの天才でありましたので、こんな病に襲われてしまった事は今でも信じられません。

法の生きた時間は、僅か2年1ヶ月と13日。これから楽しい事がもっとたくさんあり、そして美味しいモノもたくさん食べる事が出来たであろうにと思うと、法の事が不憫で不憫でならず、それ以降の毎日は父親として相当に深い悲しみの中での生活となりました。法が居なくなって1ヶ月程経った頃だったと思います。法は静岡のブリーダーさんの所からやって来たのですが、ブリーダーさんが付けた初めての法の名前が 『月君』だった事を思い出しました。丁度その頃、錫を使った創作活動を行なっておりましたので、手元の錫の塊を見つつ、法の為に法に相応しい月のオブジェを創ろうと決心を致しました。

酷暑となった2023年の夏でしたが、手慣れぬ錫を相手に独りアトリエに籠り悪戦苦闘の毎日を送っておりましたが、9/16。やっとこれで良しと思える形にまで錫の月を創り込む事が叶いました。良き落とし所に漕ぎ着けた安堵の気持ちを持ってアトリエからの帰りの際、その夜空を見上げますと、何とそこには先程自分が創った錫のオブジェと同じ形をした綺麗な三日月が浮かんでおりました。そして、その日は法の3回目の月命日でもありました。

法 ( Nori ) : ソマリ / 男子 / シルバーブラック
2012.5/6〜2023.6/19 : 享年2歳1ヶ月13日

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